臨床実習病院インタビュー


神奈川県警友会けいゆう病院

臨床検査科技師長 森山 亨



◆病院の概要

昭和9年に警察病院として横浜市山下町に「警友病院」が誕生しました。

開院当時は警察官、消防官の職域病院として医療活動を行っていましたが、現在はひろく県民の皆様に対しても医療活動を行っています。

そして、平成8年に現在の地であります「みなとみらい21地区」に新築

移転し名称も「けいゆう病院」とあらため今日に至っております。

・標榜科:32科 ・病床数:410床     

■昭和9年開院当時の建物(中区山下町)


◆基本理念

 1、患者さん中心の医療 2、高度で良質な医療 3、安全で信頼される医療

この基本理念をもとに病院の総力を結集し、患者さんに満足していただける医療を実践したいと思います。


◆検査科基本理念

1,常に精度の高い検査結果を迅速に提供します。

2,業務改善、経営改善に努力し効率の良い検査を行います。

3,医療安全に最大限の注意を払います。

4,チーム医療への参画を通じ、個々の患者さんに最適な医療を提供できるよう努力します。

5,活発な学術活動を通じ資質の向上に努めます。

以上、5つの理念の基、科員一丸となって邁進しています。


「顔のみえる検査技師」を目指し、臨床検査の存在感をアピールすべく院内の各チーム、カンファレンス等に参加しています。


◆部門紹介

検体検査部門は一般・血液検査部門、生化学・免疫化学・輸血検査部門の2部門に分かれ検査を行っています。生化学1日500件、免疫化学200件、血算400件、尿定性200件を行っています。輸血検査は血液型検査・不規則性抗体検査、交叉適合試験、T&S輸血の確認、準備、自己血管理等を行っています。


産科危機的出血に対する対応にも積極的に取り組み、病棟、麻酔科医、産科医とも合同カンファレンスを行っています。

生理機能検査部門は心電図検査、ホルター、トレッドミル、各種超音波検査を行っています。超音波は放射線科医とともに実施しています。5月から11月にかけては警察職員健診あり毎日約40名の職員が受診しています。夜19時からPSG検査の電極装着しています。新生児聴力検査は部門の枠をこえ行っています。


細菌検査部門は一般細菌、血液培養、抗酸菌などを行っています。ICT、感染ナースカンファレンス等で積極的に参加し、活動しています。他病院とも定期的にカンファレンスを行っています。

病理検査部門は現在、病理診断科として運営されています。

4名の細胞検査士が活躍中です。


 採血業務は、外来採血と病棟採血(一部病棟)を行っています。全員交代で行っています。一日300名から400名近くの採血患者数です。業務開始時はなかなか上達しませんでしたが、最近では看護師さんに頼りにされることもあるようでが、採血技術の向上が課題です。一にも二にも経験と思っております。在職技師数42名で頑張っています。


◆実習生の皆様へ望むこと

 とにかく仕事している姿を見て下さい。将来、あなた方がなろうとしている臨床検査技師が病院内でどんな仕事をしているか理解して、将来の自分の姿と照らし合わせて下さい。

実習でしか経験できない事は沢山あると思います。積極的に時間を使ってください。

土屋部長と2ショット!

けいゆう病院正面


東京慈恵会医科大学附属柏病院

中央検査部 技師長 長谷川智子


【病院の紹介】

慈恵医大柏病院は、1987年4月に千葉県柏市より、大学病院誘致の要請を受け開設しました。ベット数664床を有しており、29の診療科と12の中央診療部門を持ち、1,300人以上のスタッフが勤務しています。毎日平均1,550人の外来患者さんを受け入れ、年間約8,000件の手術を実施し、2,200件の新規がん患者さんを登録、4,800台の救急車を受け入れ8,200人の救急患者を診療しています。柏市、松戸市、流山市、我孫子市、野田市からなる人口130万人を有する東葛北部医療圏の中で千葉県がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院の指定を受け、その周辺地域に貢献する基幹病院です。


【検査部の紹介】

中央検査部は、常勤30名の臨床検査検査技師が配属され、一般検査、生化学・免疫検査、血液検査、輸血検査、微生物検査、生理機能検査の6部門があります。病理は病院病理部として常勤6名が配属されており別部署になっています。

通常勤務は8時30分から17時です。当直業務は2名体制で行っています。朝は8時から患者さんの外来採血を行い、500人/日程度の採血を行っています。


【実習生に求めること】

当検査部は、例年、臨床検査技師養成校11校、約20名程度の臨地実習生を受け入れしています。実習初日には緊張の面持ちの実習生も、一週間もすれば落ち着き、病院実習が慣れてきたころには、実習が終了となります。この間、実習生は学校では習えなかった事を多く学ぶことができます。

実際の病院での検体の流れ、患者さんとのふれあい、病院勤務の臨床検査技師の働きぶり。きっと、ご自身がこの職業を選択して良かったと確信が持てると思います。また、嫌いな教科がこの機会に、好きになることもあるかと思います。我々が皆さんに求めることは、主体性を持ち実習を行うこと、自分の頭で考えて行うことです。

そのためには予習、復習が大事です。わからないことはそのままにしないで、積極的に現場の臨床検査技師に質問してください。また、挨拶は基本です。恥ずかしがらず、あなたから声を出してください。


この限られた実習期間を有意義な時間にするのは誰でもなく、自分自身です。