卒業生インタビュー


財部 里佳さん

北里大学病院 勤務

臨床検査技術学科 2020年卒


【病院紹介】

 北里大学病院は神奈川県相模原市にある1130床の特定機能病院です。

病院の理念としては「患者中心の医療」「共に創り出す医療」を掲げ地域の皆様に寄り添った医療を提供出来るよう日々努力しています。

臨床検査部は中央採血室・迅速検体(免疫生化学、一般、血液)・感染症(遺伝子、染色体、微生物)・輸血・迅速超音波(循環・呼吸機能、腹部・血管超音波、心臓超音波)・精密検査(脳波・筋電図、聴覚平衡機能)に分かれ、100名以上の検査技師が在籍しています。


【職場紹介】

現在私は免疫生化学に所属しています。主な業務内容は検体の受付や検査、機械のメンテナンスに加え検査に対する問い合わせを受ける電話対応等です。検査に関する知識や技術は未熟で至らないことも多いですが、先輩方や上司の方の援助を受けながら精進しています。


【メッセージ】

仕事をしているともっと勉強しておけば良かったと思うことばかりです。学んだ事を完全に理解し一つも忘れずにいる事は難しいですが、頭の片隅に置いておくだけで大きく変わってくると思います。また、友人達との時間も大切だったと実感しています。勉強に集中する事も大切ですが、友人との時間も大切にしながら後悔のないよう学生生活を送ってください。


坂口 和樹さん

佐久市立国保浅間総合病院 勤務

臨床検査技術学科 2017年卒


【病院紹介】

浅間総合病院は長野県の佐久市にある323床の総合病院です。

初代医院長の吉沢國雄は糖尿病患者の自己注射を実現させた方で、糖尿病内科は有名で糖尿病センターとして一つの外来になっています。私の在籍する臨床検査科は21名の技師が在籍しています。


【業務紹介】

現在私は検体検査係に所属していますが、技師の数が少ないため検体検査の生化学、血液はもちろん輸血や耳鼻科の聴力検査や平衡機能検査等複数の部門にわたって仕事をしています。また、糖尿病センターのスタッフとしても仕事をしており、糖尿病の院内ラウンドや血糖測定器の管理、患者さんへ新しい血糖測定のデバイスの指導を行っています。2年目の時に長野県独自の糖尿病療養士の資格を取得し、今年日本糖尿病療養指導士の資格を受験予定です。いわゆる臨床検査技師の業務とは少し異なりますが、患者さんと直接触れ合い、指導していくことにやりがいを感じています。


【在校生へ】

私が就職してから感じるのは、大学生活の四年間を通して自分の強みを見つけてほしいということです。研究室に所属することで知識や技術を身に着けることはもちろん、アルバイトや学生生活の中で、対人である医療人に必要なコミュニケーション能力を養うことなんでもいいと思います。よく遊び、よく勉強する中で何か一つ大学生活の四年間の中で自分の強みを見つけることは必ず将来の自分に役立ってくるので頑張ってください。


池谷 修平さん

東京医科大学八王子医療センタ― 勤務

臨床検査技術学科 2018年卒


【病院紹介】

東京医科大学八王子医療センタ―は地域がん診療連携拠点病院、三次救命救急センター、災害拠点病院およびDPC特定機能病院などの指定を有し八王子市と南多摩医療区の中核病院として24時間体制で診療しています。

中央検査部としては採血室、生理検査室、エコーセンター、生化学検査室、免疫血清検査室、血液検査室、一般検査室、輸血部、微生物検査室、HLA検査室、エコーセンター、心臓カテーテル室等の多岐にわたっての業務をこなしています。またCOVID-19に対し入院前検査として鼻腔からの検体採取やPCR検査を臨床検査技師が実施しています。


【業務内容】

私は生化学検査室に所属しています。生化学検査は正しい結果を迅速に診療側へ届けることを求められます。正しい結果とは知識や技術、日々の精度管理などから導かれるものであり難しい点でもありますが奥深く面白い点でもあります。非特異反応、プロゾーン現象等臨床検査技師だからこそ考えられる検査データの推移、患者背景による変動を素早く診療側へ伝えられ治療に役立った際にやりがいや嬉しさを感じることができます。また認定資格を取得し糖尿病教育入院患者への指導も行っており、忘れがちな検査の先には患者がいるということを再確認しながら業務に従事しています。


【在校生の皆さんへ】

私もそうですが、もっと勉強しておけば良かったと後悔する時が来ると思います。日々の授業、実習の先に将来を見据えて学校生活を過ごして下さい。また勉強に追われてしまうこともあると思いますが、大学生活を楽しむことも忘れずにいてください!!


大村 晃永さん

北里大学病院 勤務

臨床検査技術学科 2018年卒


【病院紹介】

北里大学病院は、「高度先進医療の推進と地域医療貢献の両立」、「教育研修体制の改革」、「医療の質の向上と医療安全の推進」、「患者満足度の向上」、「臨床研究の推進」、これら5つの方向性を主な座標軸として病院運営を行い、医療者の理想とする医療と患者さんの求める医療を「実現する病院」を目指し、より良い医療を提供し、いつでもどんなときでも地域の皆様の安心と安全を目指しています。


【仕事内容】

私が所属している病院病理部では、迅速や切り出し、包埋・薄切、染色・鏡検などが主な業務内容になります。迅速業務は手術中に提出された検体を標本にし、迅速に診断結果を報告する業務になります。その後、ホルマリン固定された検体を病理医と一緒に切り出しを行い、後日、検体を包埋し薄切します。薄切した標本をHE(ヘマトキシリン・エオシン)染色や特殊染色を行います。その他には、検体受付や免疫染色、分子病理、細胞診などの業務があります。


【在校生への一言】

勤務当初、病理に関する知識や経験がない状態で病理部の一員として働くことがとても不安でした。何事も初めは上手くいかず、怪我や失敗ばかりで上司の方々に沢山迷惑をかけていました。そんな中、仕事での悩みや相談を聞いてくれたのは大学時代の友達でした。働く環境は違うけれど、同じ臨床検査技師として働く友達は何よりも心強かったです。

これから皆さんは、就職活動や国家試験が控えてると思いますが、様々な困難を友達と一緒に乗り越え、大学生活が素敵な思い出になるように残りの日々を大切に過ごしてください。


河本 希さん

東邦大学医療センター大森病院 勤務

臨床検査技術学科 2017年卒


【自己紹介】

もともと麻布大学の附属高校に通っていて、高校のカリキュラムの中に大学の学科を見学する授業があり、そこで初めて「臨床検査技師」という職業の存在を知りました。高校時代に生物・化学が好きだったこともあり、その授業で教わった内容はとても新鮮で面白く、この職業なら意欲的に働けるかもしれないと興味が沸いてこの学科に入学しました。

大学時代は免疫学研究室に入室し、抗体を扱った研究に取り組んでいました。抗体を扱う実験は非常に大変で、入念な計画を立て、何日も研究室にこもって実験を行っても良好な結果が得られるわけではありません。結果が悪ければ、どこが悪かったのかを振り返り、またやり直す、その繰り返しでした。そんな過酷な経験を通して、日々のルーチン業務を正確に行う集中力や、マルチタスクをこなす能力が身に付き、働いている中でとても役に立っていると感じています。


【病院紹介】

 東邦大学医療センター大森病院は特定指定病院に認定され、高度先進医療の提供や、地域医療への貢献に力を入れています。病床数が900床近くある大きな病院ということもあり、1日に行う検査件数が非常に多いのが特徴です。


【職場紹介】

尿・一般検査室に所属し、尿・便・脳脊髄液など様々な検体を取り扱う業務を行っています。検体ごとに検査内容、検査目的、取り扱い方が異なるため、それぞれに対応した知識と検査スキルが必要になります。まだ勤続年数も浅く、結果判定に悩むこともありますが、周りの先輩、上司の方々に助言をいただき、日々精進している最中です。当面は認定一般検査技師の資格取得を目指し、コツコツと勉強するだけでなく、各地で行われている研修会に積極的に参加し、知識を深め、さらなるステップアップをしていこうと考えています。


【メッセージ】

病院に就職してもすぐにやりたい分野に携わることができるとは限りません。私自身、尿・一般検査に対する興味が特別強かったわけではありませんし、知識も国家試験対策程度しかありませんでした。しかし、配属されて業務を行っていくうちに尿・一般検査の面白さに気づき、少しずつですが知識も増え、やりがいを感じながら仕事をしています。皆さんも勉強していくうちに、得意不得意が出てくるとは思いますが、苦手意識を持ちすぎず興味をもって取り組む気持ちを忘れないでください。


宍倉 巧真さん

東海大学医学部付属病院 勤務

臨床検査技術学科 2020年卒


病院紹介

東海大学医学部付属病院は神奈川県伊勢原市に所在し、県内でも随一の規模を有する大学病院です。

私の勤める付属病院は臨床検査技師の人数も多く、配属部署の違いこそありますが、合計で100人以上の技師が在籍しています。また、伊勢原市の他に八王子、大磯、渋谷にもそれぞれ付属病院があり、計4つの病院間で連携を取り合っています。


仕事内容

現在私は細菌検査室に所属しており、主に検体の受付、搬送、培地への分離を担当しています。今の私は微生物検査の知識、技術ともにまだまだ未熟なので、より品質の高い検査を迅速に患者様に提供できるよう、自己研鑽に励みたいと思っています。

また、月に1~2回は当直に入り、検体検査の業務も担当します。主に入院患者様や夜間に来院された患者様の検査結果を分析し、異常があればすぐに担当医へ連絡をいれます。


在校生へ

私は就職してまだ間もないですが、大学での4年間の学びの一つ一つ、現在の仕事での基礎となっている事を実感しています。

4年間の勉強はとても大変でしたが、「臨床検査技師になりたい」という同じ目標を持った友人達と時には競い合い、時には遊びに行ったり、そうして共に国家試験に合格できた経験は、今の私のかけがえのない財産です。勉強のみならず、様々なことに挑戦し、ふと振り返ったときに楽しい学生生活だったと思えるような生活を送ってください。


矢野 麻帆さん

東京共済病院 勤務

臨床検査技術学科 2019年卒


私は大学卒業後、約9カ月間がん研有明病院細胞検査士養成所で学び、細胞検査士の認定資格を取得しました。

現在は、東京共済病院という総合病院の病理検査室に所属しています。


細胞検査士として、顕微鏡を覗くだけではなく、検体処理、オンサイトサイトロジーという外来で行う検体処理や、術中迅速細胞診断等の多岐に渡る業務を行っています。

それらの業務では医師や放射線技師及び看護師との連携が必要不可欠で、チーム医療の大切さを改めて実感しました。


業務中には医師から細胞所見や判定に対する専門的な問い合わせもあり、それらに対応できるように、向上心を持ち勉強会や学会に参加し、専門知識や最新の知見を得ることが求められます。がん治療には重要な早期発見を担う業務であり、プレッシャーもかかる仕事ですが、やりがいはあります。


細胞診や病理に興味のある方は、細胞検査士取得も視野に進路を検討してみてはいかがでしょうか。